催し 映画上映会「生きろ」
戦中最後の沖縄県知事、島田叡の実像に迫る
日時:2022年11日27日(日)
1回目 10:30〜12:30
2回目 13:00〜15:00
場所:白河市立図書館 (りぶらん)
アジア太平洋戦争末期、すでに日本軍の敗戦濃厚だった1945年1月31日、一人の男が沖縄の地を踏んだ。戦中最後の沖縄県知事・島田叡である。前年の10月10日、米軍の大空襲によって那覇は壊滅的な打撃を受け、行政はマヒ状態に陥っていた。そんな中、内務省は新たな沖縄県知事として大阪府の内務部長、島田叡に白羽の矢を立てた。辞令を受けた島田は、家族を大阪に残し、ひとり那覇に向かった。着任すると直ぐに、大規模な疎開促進、大量のコメの確保等、必死に行政を行った。戦時下の教育により、捕虜になるよりも自決や玉砕こそが美徳とされた時代、島田はそれに反し、周りの人々に「何としても生きろ」と言い続けていた。その考えは島田の中にどの様に育まれていったのか? その姿が明かされる。