福島民友2007年(平成19年)5月記事
新聞掲載記事

杉原千畝の姿描く
8月に福島で演劇公演


日本人外交官杉原千畝の姿を描いた、劇団銅鑼(どら)によるドキュメンタリー演劇「センポ・スギハァラ」は8月30日、福島市公会堂で上演される。公益信託うつくしま基金助成事業。センポスギハァラ上演実行委員会、NPO法人アウシュヴィッツ平和博物館主催。

県内初の開催
 同作品は第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れるユダヤ人に、外務省の訓令に背き日本通過ビザを発給。これにより、6000人に上るユダヤ人の命を救ったという実話をもとに描いている。タイトルの「センポ」は、外国人には千畝(ちうね)の発音が難しいため「センポ」と呼ばれていたことを表している。 同作品はこれまで、日本を始め中国やリトアニアなど世界各国で上演され、その回数は800回を超えている。本県では初めて。
 同博物館の小渕真理館長と学芸部の我妻英司さんは「杉原さんは加害者でも傍観者でもなく、救済者となった人。今のいじめ問題などの視点からも考えさせられる作品」と話し、公演をPRしている。
上演は午後6時30分から。チケットは一般3000円(当日3500円)、高校生以下1500円(当日2000円)で、6月中旬から発売する。問合せは同博物館(電話0248−28−2108)へ。
 また同博物館は今月31日まで、開館4周年・企画写真展「イラク」を開催。イラクに暮らす人々の実情を訴えた、フォトジャーナリスト豊田直巳氏による写真を展示している。