朝日新聞2005年(平成17年)1月30日(日)記事
新聞掲載記事

 
アウシュヴィッツ犠牲者をしのぶ
白河でキャンドル点火

ナチスに虐殺されたアウシュヴィッツ強制収容所の犠牲者をしのびアイスキャンドルを灯す催しが29日、白河市白坂の「アウシュヴィッツ平和博物館」で開かれた。収容所の解放から60年、市民や家族連れがキャンドルの火を前に、平和への誓いを新たにしていた。

同博物館は、ポーランドから貸与された犠牲者の遺品などを展示する施設として00年に栃木県塩谷町に開設されたが、経営難から03年4月、白河市に移転した。

アイスキャンドルの点灯は収容所解放記念日の1月27日に近い土曜日に開く催しとして、昨年に引き続き企画された。手作りキャンドル約千個を雪の残る博物館の庭に並べ、一部はハトの形にした。

4歳の孫を連れて郡山市から夫婦で来た関根寛さん(53)は「平和を思う気持ちが、孫の記憶に残ってほしいですね」と話していた。