河北新報2005年(平成17年)1月30日(日)記事
新聞掲載記事

平和への誓い
氷のろうそく


第二次世界大戦中、ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所で虐殺されたユダヤ人犠牲者を悼むイベント「アイスキャンドル」が29日夜、白河市のアウシュヴィッツ平和博物館前で行われた。氷の中に揺らめく炎に、大勢の市民らが平和への誓いを新たにした。

アイスキャンドルは、牛乳パックなどに水を入れ凍らせて火屋(ほや)にし、中にろうそくを入れて作る。

午後5時半ごろから約1000個のろうそくに次々に火がともされ、あたりは幽玄な雰囲気に。平和を象徴するハトの形に配置されたキャンドルもお目見えした。会場では甘酒やお茶が振る舞われ、来場者が体を温めていた。

アウシュヴィッツ収容所は1945年1月27日に解放され、今年で60周年を迎えた。欧州では毎年1月、各地で追悼の行事が行われており、その輪を日本でも広げようと、同博物館が昨年から実施している。