河北新報2004年(平成16年)2月2日(月)記事
新聞掲載記事

 
「アウシュヴィッツ忘れないで」
白河の博物館

鎮魂の炎に平和誓い

第二次世界大戦中、ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所で虐殺されたユダヤ人犠牲者を追悼するイベント「アイスキャンドル」が31日夜、白河市白坂のアウシュヴィッツ平和博物館周辺で行われた。

昨年4月に開館した同博物館の主催。アウシュヴィッツ強制収容所が解放されたのは1945年1月27日で、欧州では毎年、この日に犠牲者を追悼する行事が開かれている。日本でもその輪を広げようと、初めて企画した。

沿道に氷のろうそく500個
アイスキャンドルは、牛乳パックなどに水を入れて凍らせて作った火屋(ほや)にろうそくを入れ、火をともす。製作には博物館のボランティアのほか、地元の白河市南部中や石川町の沢田中の生徒たちも協力した。

博物館からJR白坂駅までの500メートルの道路沿いに、約500個のキャンドル。訪れた人は、氷の中に揺らめく炎を見つめながら、平和への誓いを新たにしていた。

博物館の小渕真理館長は「ささやかだけれど、平和について考える行事として継続したい」と話していた。