朝日新聞2005年(平成17年)10月23日(日)
新聞掲載記事

朝日新聞コラム <青鉛筆> 

 アウシュビッツ強制収容所から生還したポーランドの舞台俳優アウグスト・コバルチクさん(84)が22日、福島県西郷村のホテルで講演した。

戦後60年の節目として、同県白河市のNPO法人「アウシュヴィッツ平和博物館」が企画。高齢などで来日を断る人が相次ぐ中、コバルチクさんが応じてくれた。

1942年に脱走して助かったが、心臓を患い、「今回が最後」と臨んだ。約400人を前に「最後の日まで、殺された人々の代弁者として証言し続けたい」と語った。