福島民友2005年(平成17年)10月21日(金)
新聞掲載記事

アウシュヴィッツ生還者講演会
コヴァルチクさん会見

 白河市のNPO法人「アウシュヴィッツ平和博物館」は、アウシュビッツ強制収容所の生存者で元俳優のアウグスト・コヴァルチクさん(八四)を招いた講演会を二十二日から、県内四カ所で開く。二十日に来日したコヴァルチクさんはポーランド出身。大戦中にナチスの捕虜となり約一年半の間、アウシュビッツ強制収容所に収容された。集団逃亡によって収容所を脱走した後は、ポーランド国内軍に入り、終戦後は舞台俳優などとして活躍した。

 講演会は、二十二日の西郷村のホテルをはじめ、福島、会津若松、いわき各市で開かれ、コヴァルチクさんが強制収容所での体験などを語る。

 会見でコヴァルチクさんは「アウシュビッツでは心身ともにぼろぼろになるほどの犯罪が行われた。極限の中で行われたわれわれの戦いを伝えたい」と話した。