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アウシュヴィッツ
-人類が二度と繰り返してはならない20世紀の負の遺産-


アウシュヴィッツは、第二次世界大戦時にナチス・ドイツが占領地ポーランドに建設した最大規模の強制収容所です。150万人の尊い命が奪われた同収容所跡は、広島の原爆ドームと同様に「人類が二度と繰り返してはならない20世紀の負の遺産」として、ユネスコ世界遺産に登録され、ポーランド政府が国立博物館として保存しています。

アウシュヴィッツを語り継ぐことの意義
1.人類の負の遺産
「戦争の世紀」と呼ばれた20世紀を通して戦争、内戦、革命、迫害など政治的動機による暴力の犠牲となった死者数は1億7000万人におよぶと言われています。政治的暴力とは、突き詰めていえば、民族が違う、人種が違う、宗教が違う、階級が違う、考え方が違う、利害が違う、つまり自分と違う他者を認めようとしない、まさに、人間の人間に対する暴力に他なりません。ホロコースト(ナチスによるユダヤ人大量虐殺)の最大の舞台になった「アウシュヴィッツ」は、広島長崎の惨禍と同様に、20世紀の政治暴力の象徴と言えるでしょう。
2.戦争犯罪の象徴
「アウシュヴィッツ」は、第二次世界大戦時のナチスによる無数の犯罪の中でも、その規模と凄惨さにおいて、かつて人類が経験したことのないほど凄まじいものでした。そこには、差別と迫害、生体実験、大量虐殺など、戦争犯罪のすべての要素が凝縮されていました。そのため、アウシュヴィッツは戦争犯罪を象徴する場所でもあります。
3.現代社会と未来への警鐘
 「アウシュヴィッツ」は、狂信的な全体主義や排他的な民族主義が人々をどのような方向へ引きずり込み、人道を侵し、そして差別と戦争が人類にどのような結果をもたらしたのかを痛烈に示す場所です。しかもそれは、遠い過去の出来事ではなく、20世紀半ばの市民社会が成熟し、技術革新が進行する中で起こったのです。そういった意味で、アウシュヴィッツは暗黒の時代を繰り返さないための警鐘を打ち続ける場所でもあります。
4.「死の門」から「希望の門」へ
アウシュヴィッツでは、人間がどこまで冷酷になれるかを実証した場所でした。しかし一方では、いかなる迫害にあっても最後まで理性を失うことなく、人間としての誇りを貫き通した人たちもいました。アウシュヴィッツは、人間性の懐疑と信頼が交錯した場所であったがゆえに、ここを訪れる多くの人々が、平和を誓い、将来への希望を想起する起点としています。
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アウシュヴィッツ平和博物館